Yves Saint Laurent (イヴ・サンローラン) は、ムッシュ イヴ・サンローランによるアイコニックなファッションステートメントにインスパイアされた最高峰のフレグランスコレクション Le Vestiaire des Parfums (ル ヴェスティエール デ パルファム) のワードローブを拡充し、2つの新たなエクストレ ド パルファムを発表しました。「Blouse Extrait de Parfum 68 Rose」と「Tuxedo Extrait de Parfum 66 Patchouli」です。どちらの香りもファッション史に残る伝説的な瞬間を再訪し、ファブリックの質感、カッティング、そしてその精神(アティチュード)を香りへと昇華させています。これらは、2018年に発表された「Blouse」と2015年の「Tuxedo」の新たなフランカーとなります。

物語の始まりは1968年、セクシャル・レボリューション(性革命)の最盛期。イヴ・サンローランは春夏コレクションにおいて、初めて透け感のある「シースルー ブラウス」を発表しました。透き通るような薄手の生地で仕立てられたそのブラウスは、かつてないほどの大胆さで女性の身体を露わにし、称賛と論争の両方を巻き起こしました。ランウェイではモデルのDanielle Sauvajeonがこの新しいフェミニニティを体現。ヌードルックが最も大胆な解釈で表現された瞬間であり、ブラウスは反骨精神と自由の象徴となりました。
調香師 Quentin Bisch (クエンティン・ビッシュ) によって創られたこのフレグランスは、コニャック造りの職人技に着想を得たマセレーション(浸漬)プロセスを経て、ローズを「グラン・クリュ」の域へと高めています。オープニングはベルガモットが弾け、鮮やかなフレッシュさが、バラの茎を折った瞬間のクリスピーな感触を捉えたグリーンな植物のアコードに命を吹き込みます。ハートノートでは、それぞれ異なるニュアンスを持つ4種のローズが重なり合い、優雅に花開きます。そしてオークが、ローズの蜜のような甘さと美しいコントラストを成す、丸みを帯びた微かなバニラのファセットを覗かせます。

Bischは次のように語っています。「イヴ・サンローランのブラウスが持つタイムレスなエレガンスに再びインスピレーションを受け、オリジナルのフレグランスを超越し、より荘厳で大胆、そして素晴らしいバージョンを露わにするエクストレを創りたいと思いました。そのために、卓越した品質を持つ4種類のローズを慎重に組み合わせ、それぞれがこの新しい作品に独自のニュアンスをもたらすように構成しました」

その2年前の1966年、イヴ・サンローランはもう一つの革命的なクリエイションを発表しました。女性のための初のイブニング・パンツスーツ、「ル・スモーキング」です。秋冬コレクションで発表されたこの黒いタキシードは、男性的なテーラリングを女性のシルエットのために再構築したものでした。元来、紳士たちがシガーラウンジで着用していたスモーキングジャケットに着想を得たサンローランは、シャープな仕立てを、女性のフォルムを称え、より美しく見せるために適応させました。アンドロジナスでシック、反逆的でありながらタイムレスな「ル・スモーキング」は、彼の最も永続的なシグネチャーの一つとなり、2002年までコレクションで繰り返し登場しました。
調香師 Juliette Karagueuzoglou (ジュリエット・カラゲウゾグル) が手掛けたこの香りは、スモーキーなエレガンスに新たな次元をもたらします。オープニングは明るくスパイシーで、ウリカ コミュニティ ガーデン産のサフランとピンクペッパーが並び立ち、ベルガモットが閃光のようなフレッシュさを添えます。ハートノートでは、しなやかなレザーとバイオレットリーフによってローズの深みが増します。そしてベースノートで姿を現すのがパチョリです。コニャックの熟成に着想を得た独自の「アンボワズマン(emboisement)」技術を用い、パチョリオイルを、コニャック地方の名門樽メーカー「セガン・モロー社」のオーク材チップと共に浸漬。数日後、ブレンドを濾過し凍結させてからアルコールを蒸発させることで、ウッドとパチョリの濃縮された融合が閉じ込められます。
Karagueuzoglouは次のように述べています。「パチョリとオークウッドのアンボワズマンが放つ磁力を帯びたファセットによって、この香水のレザリーな抑揚が一層強調されています。これは、プレステージ・スピリッツ(高級蒸留酒)の職人技にインスパイアされたテクニックです。この自然でオーダーメイドのマセレーション(浸漬)こそが、ベースノートの嗅覚的な豊かさを何倍にも増幅させるのです」
両フレグランスとも、50mlボトルでの展開となります。

