1月、Jo Malone Londonは私たちをその繊細な世界へと誘いました。グローバル開発ディレクターのCéline Roux、そして調香師Yann Vasnierと共に、昨年9月に発売されたAmber Labdanumの魅力を再発見する機会を得たのです。

Amber Labdanumは、Cologne Intenseコレクションに新たに加わった香りで、「スペイン南部、古都グラナダの丘陵に訪れるゴールデンアワー」からインスピレーションを得ています。香りの核となるのは、特にアンダルシア地方に見られる地中海原産の低木、ロックローズ(シスタス)です。この低木は、自らを乾燥から守るために分泌する芳香性の樹脂「ラブダナム」の膜で覆われています。この枝を蒸留すると、アンバー調でやや薬草やレザーのニュアンスを持つロックローズ精油が得られます。一方、揮発性溶剤を用いて樹脂を抽出すると、温かみのあるアンバーやアニマリックな香りを持つラブダナム・アブソリュートが生まれます。
Yann Vasnierはこの魅惑的な素材の周りに香りの刺繍を施すようにしてこのコンポジションを創り上げ、そこに陽の光を吹き込みました。オレンジのタッチがアンバーアコードに一筋の光を差し込み、やがてその温かな曲線美が完全に露わになります。

この香りは、バルサム(香脂)のまろやかさと、シスタスやラブダナムのアニマリックなニュアンスの間をエネルギッシュに行き来します。ファーバルサムがアコードの樹脂的な奥行きを豊かにし、パチュリが全体に骨格を与え、香水のレザーのファセット(側面)を完璧に引き立てています。さらにローストオークがその効果を強め、香りに深みをもたらしています。
香りが変化するにつれ、ラブダナムのアンバーの側面が強調され、バニラが加わることでアコードはより柔らかさを増します。テクスチャーはクリーミーになり、シヤージュ(残り香)は包み込むように広がります。アンダルシアの丘を吹き抜ける風を思わせるごく微かな塩の気配と、塩キャラメルのような効果(ただし、グルマン調ではありません)も感じられます。そしてムスクが、全体に安らぎを与えるような質感を添えています。
温かく、セクシーで、心地よく、そして纏いやすい。今の季節にぴったりのフレグランスです。

Amber LabdanumはJo Malone公式サイトにて、100ml(228ドル)および50ml(160ドル)で販売されています。また、同ブランドの各販売拠点でも取り扱われています。